前回(1/28)の説教要旨
(ぺトロの手紙一 2:18~25)
この手紙が書かれた頃、手紙の宛先であった今のトルコの辺りの諸教会には、奴隷の生活を強いられている人たちが沢山いました。奴隷と聞くと、過去の話のように思ってしまいそうです。しかし、現代でも、似たような状況があるのではないでしょうか?奴隷のように働かされている方が沢山おられるのではないでしょうか?
そういう人たちに向けて、この手紙は、あなたがいつも目にしている主人、自分につらく当たる人の上に、良い主人がいると言っています。羊の大牧者という言葉がふさわしい主人がいる。弱く迷いやすいものを守り導いて下さる主人が居ると言っています。
ぺトロは、主イエスと共に歩んだ人生を振り返ることで、そういう良い主人がいて下さることが、良く見えてきました。その方は、大きな犠牲を実際払って、私たちの人生を、最善なものへと導こうとしてくださっています。それを信じて、どんな時も「心を高く上げて」、その良い主人に向き合う歩みを続けましょう。