(7/30)の説教要旨
(ルカ22:24~30)
弟子たちは、主がご自分の死をほのめかす言葉を口にされた直後に、「自分たちのうちで誰が一番偉いだろうか」という議論を始めてしまいました。それは、自分を誇りたいという思いが働いたからです。主イエスの事よりも、神さまの事よりも自分のことに関心があったからです。自分のことが大事だったからです。
しかし、神さまは、そういう事をしてしまう弟子たち、また私たちに言われます。「あなたの背きの罪をぬぐい、あなたの罪を思い出さないことにする」(イザヤ43:25)と。神さまは、主イエスによって、大きな犠牲を払って罪をぬぐって、私たちが、罪に生きてしまう者であることを忘れてくださいます。赦してくださいます。
そういう方が、私たちのために居てくださいます。そして、私たちが生きることを、どこまでも願ってくださいます。その御心を心に留めることから、すべてを始めるのが、「あなたの罪を思い出さないことにする」と言ってくださる神さまに対しての、私たちの最良の業です。