(7/23)の説教要旨
(ルカ22:14~23)
主は、十字架での死の前夜に、ユダが裏切っていることを知っておられました。また、間もなく、他の弟子たちが自分を見捨てることを知っておられました。それでも、一緒に食事をしようとされた。それも切に願われました。そればかりか、新しい契約まで交わそうとされました。
その契約というのは、「血による契約」と言われているように、血を流すことを伴う契約です。主イエスがご自分の命を懸けて守り抜こうとされた契約です。ですから、主イエスだけが責任を担う契約です。世の中にはまずない、ただただ有難い契約です。
そうしたことは、いずれも、弟子たちに対する主の愛情がさせた業でした。弟子たちの命を守ろうとされました。神さまに、間違いなく受け入れていただけることを切に願われました。その主の思いは、今の時代の私たちにも注がれています。そうだからこそ、私たちのような者でも、何とか信仰生活を続けることができています。