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戻ってきた一人

2/19の説教要旨

(ルカ17:11~19

主イエスは、重い皮膚病の人たち10人を癒されました。しかし、恩を感じて主イエスの所に帰ってきたのは1人だけでした。彼は、自分が癒されたのは神さまによるものと信じました。それで、神さまを讃美しながら、戻ってきて、主イエスの足元にひれ伏しました。主はその人に、「あなたは、私を信じたので、救われた!」と言われました。

主が与えようとされたのは、ただ病んだ心や体が健康を取り戻すことではなくて、生き方が健康さを取り戻すことでした。日々の暮らしで起こる様々な事に、神さまの働きを覚えて、どういう事が起ったとしても、神さまを見上げてそれを受け入れる事が出来るようになるということでした。救われることでした。

 

主はこの時、エルサレムへ、十字架刑に向かっておられました。神さまは、私たちが願うものではなくて、神さまが与えたいと思うものを与えることで、私たちの人生を確かなものにしようとして下さいました。私たちが、どういう時も、十字架の恵みの中で生きて行けるようにして下さいました。その恵みを深く心に留めながら、レントの日々を過ごし始めましょう。