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一匹を見つけ出すまで

先週(1/15)の説教要旨

(ルカ15:1~10

主イエスは、羊飼いが見失った羊の話をされました。見失ったのは百匹のうちの一匹です。しかし、羊飼いにとっては、ただ一匹がいなくなったのではなくて、《あの子がいなくなった》という出来事でした。そしてそれが、主イエスが徴税人・罪人と話をし、食事をされる理由でした。

神さまにとっては、徴税人・罪人たちも可愛い我が子です。神さまから、どれほど離れた暮らしをしている人であっても、また、人の目には、どうでもいいと思える人であっても、神さまにとっては、掛け替えのない我が子です。その御心を、主はご自身の行動で、特に十字架に向かって歩むことで知らせようとされました。

私たちのまことの羊飼いである父なる神さまは、私たちをどこまでも探し求められます。そして、見付けたなら、これ以上嬉しいことはないという喜び方をされます。私たちは、神さまにとって、自分が思っているよりもはるかに大事な存在だからです。決して失いたくない一人一人だからです。その事をしっかり心に刻みながら、この週も過ごしましょう。